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2021年2月の記事

イオン液体について

2021年2月4日

(Boron Molecular product brochure for ionic liquid)■イオン液体カタログ(PDF)

イオン液体はイオンのみで構成された広い温度条件で存在する液体状態の塩とされていますが、研究の中心になっているのは室温で液体状態の物質です。イオン液体は非揮発性、非引火性、熱安定性、高い溶解度、可変性と広い電位窓を示す、など非常に有益な特性を持っています。そのためバッテリー用電解質、バイオマスやガスの分野での触媒や分離、エンジニアリング、分析など幅広い分野での応用が考えられています。

Boron Molecular社はホスホニウム系、ピロリジニウム系などの様々な高純度イオン液体を製造しています。また同様に個体電池への応用が考えられる柔粘性有機結晶(固体のイオン液体:organic ionic plastic crystals)も製造しています。同社は更にハライド系塩、トシル系塩などたくさんのイオン液体用出発原料も製造しており、研究開発用のカスタム設計による合成にも、また大量使用に向けたアップスケールにも対応可能です。

おすすめの製品


BM1717 CAS n/a
1-methyl-1-propylpyrrolidin-1-ium bis(fluorosulfonyl)amide

[C3mpyr][FSI]として知られているこのピロリジニウム系のイオン液体は比較的高い移動特性を持っておりアルカリ金属バッテリーでは既存の電解質では達成できなかった安定した充電サイクルを維持します。


BM1716 CAS 608140-09-6
1-methyl-1-propylpyrrolidin-1-ium bromide

カチオンの出発原料は特異的な用途にテイラーメイド対応可能です。


BM1697 CAS 950488-21-8
Ethylmethylpyrrolidinium bis(fluorosulfonyl)imide

この柔粘性有機結晶電解質[C2mpyr][FSI]は固体系の物質が望ましい場合を対象としています。この製品は可塑性のため十分なイオン電導性を保ちながら電極や表層部との接触を容易にすることが出来ます。

報道通信社より発行されております月刊経営情報誌『Anchor』(アンカー)のインタビューを受けました。インタビューはびわ湖大津館にて行われ、当日のゲストインタビュアーは元光GENJIの大沢樹生氏。経歴や起業に至る経緯、今後の抱負等約40分のインタビューでした。このインタビューの内容はAnchor 8月号の「地域再生─企業は人なり─」に掲載されました。

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